とめはねっ!
コミックがおもしろい。「とめはねっ!」というコミックがはやっているということを読売新聞の書評欄でみつけて、好奇心から古本屋で買ってみた。
学校の書道部なんていうと、スポーツではないし、だいたい女子が多いとは想像がつくが、男子が引っ張り込まれるという設定もなかなかいい。書の基礎知識も大いに役に立つ。昔、大学の書道の時間に習ったことを復習した。
この手のアニメはいろいろあるが、「タッチ」、「ひかるの碁」、「のだめ」、「スラムダンク」・・・バリエーションはいろいろある。そう言えば、先日NHKで、「タッチ」でみなみのナレーションをやった日高のり子が、「セーターになりたかった毛糸玉」の朗読をしていた。落ち着いていて美しい日本語だった。最近買ったパソコンでは、ジャンル別の番組検索ができるので、いい番組を見つけやすい。
字の上手下手を最近はあまり言わなくなってきた、というより言えなくなってきたのかもしれないが。これも一つの時代。以前は「下手でも正しく書け。」と言われたが、今の人たちはとてもそこまでいかない。ドイツの若者は亀の子(ひげ)文字が読めなくなったらしいし、英語だって、筆記体は、せいぜいサインぐらいしか使われなくなってしまった。ペンマンシップという英字の練習帳なんて過去の遺物、知らない人の方が多いだろう。昔は、Gペンというペン先にインクをつけて練習するのがステータスだったのに。
最近は知識もののテレビ番組が大流行だが、美しい文字を書くことに価値を見出すというのも、ある種の環境教育なのかもしれない。「わかればいいんだろう?」という開き直った姿勢からは、決して上手な文字は生まれない。上手の価値さえ認めることがなかなかできないというのが、どうやら現代の風潮のようでもある。こんなことをうだうだ言っているのもなんだが、書道について考えるいいきっかけを与えてくれた。是非おすすめのコミック。













