酒の効用 1
あんなもの、よく飲むね、と下戸(げこ)にはよく聞かれる。朝のTBSのお天気キャスターの森田さんによれば、その昔、中国で万里の長城を警謹する兵隊は、上戸と下戸があったそうで、上戸は寒い高地を守るから酒で身体を暖め、下戸は比較的温暖な低地を守るために、特に飲まなくても大丈夫だったそうな。な~るほどっ!という感じだった。たしかに酒の効用なんて、あんまり考えたことがないが、気持ちがフワフワとよくなることだけは確かだ。
ビールは清涼飲料氷としては極めて貴重だが、いわゆる酒ではない。日本酒には、味わいがあるが、最近はあまリ量を飲まない。ウィスキーは、相手がいればそれなりに旨い。スコッチは洗練されている。若いころはバ一ボンのよさが全然わからなかったが、それにまつわる事々を経験するうちに、年を経てたまには飲んでみたくなる。同様に以前は焼酎をあまり好まなかったが、これも同じである。女性を中心とした爆発的焼酎人気で、鹿児島では、原材料の芋が不足していて焼酎を仕込めないという、うれしい悲嗚だろう。沖縄の泡盛も独特だ。慣れるとこれが実に旨いし、身体にもいい。
バッカスはギりシア神話で酒の神。こういう名前のスナックが横浜の上大岡にあって、たまに顔を出す。ここのママがおもしろい。昔は洋画字幕翻訳家の戸田奈津子に似てるね、などと言っていたが、例のサッ千ー登場以来、これは絶対野村サッチーだ、ということになってしまったのである。もちろん性格は全然似ていず、やさしい人だ。たまに顔を出すだけだが歓待してくれる。ボトルの期限がないのも魅力。
先日、朝日の天声人語を見ていたら、杜甫と李白の酒仙の話が載っていた。これについては、また、そのうち。






