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2005.02.27

酒の効用 1

 あんなもの、よく飲むね、と下戸(げこ)にはよく聞かれる。朝のTBSのお天気キャスターの森田さんによれば、その昔、中国で万里の長城を警謹する兵隊は、上戸と下戸があったそうで、上戸は寒い高地を守るから酒で身体を暖め、下戸は比較的温暖な低地を守るために、特に飲まなくても大丈夫だったそうな。な~るほどっ!という感じだった。たしかに酒の効用なんて、あんまり考えたことがないが、気持ちがフワフワとよくなることだけは確かだ。
 ビールは清涼飲料氷としては極めて貴重だが、いわゆる酒ではない。日本酒には、味わいがあるが、最近はあまリ量を飲まない。ウィスキーは、相手がいればそれなりに旨い。スコッチは洗練されている。若いころはバ一ボンのよさが全然わからなかったが、それにまつわる事々を経験するうちに、年を経てたまには飲んでみたくなる。同様に以前は焼酎をあまり好まなかったが、これも同じである。女性を中心とした爆発的焼酎人気で、鹿児島では、原材料の芋が不足していて焼酎を仕込めないという、うれしい悲嗚だろう。沖縄の泡盛も独特だ。慣れるとこれが実に旨いし、身体にもいい。
 バッカスはギりシア神話で酒の神。こういう名前のスナックが横浜の上大岡にあって、たまに顔を出す。ここのママがおもしろい。昔は洋画字幕翻訳家の戸田奈津子に似てるね、などと言っていたが、例のサッ千ー登場以来、これは絶対野村サッチーだ、ということになってしまったのである。もちろん性格は全然似ていず、やさしい人だ。たまに顔を出すだけだが歓待してくれる。ボトルの期限がないのも魅力。
 先日、朝日の天声人語を見ていたら、杜甫と李白の酒仙の話が載っていた。これについては、また、そのうち。


2005.02.01

学力低下 その2

 かつての高等学校では、国語に限ってみると、「現代文」の先生、「古文」の先生、「漢文」の先生、というように、各科目毎に専門分野が分かれていた。みんな威厳があって怖かった。もちろん、相互に関連性をもつので、質問などしてみると、担当科目以外でも大変よく知っていて、丁寧に教えてくれた。たまに、先生を試したことを見破られて、こっぴどく怒られた。私の場合は、漢籍が苦手で、いろいろ質問することが多かった。漢文ばかり教えているわけだから、当然知識の質量ともに相当なものであったと想像できる。先生方の論文が掲載される紀要も毎年出ていたので、内容がわからないまでも、なんだか大いに尊敬していた。きわめて恵まれた学習環境に置かれていたというべきだろう。
 返って、現代はどうであろうか。週休二日、学習指導要領の軟化、ゆとり、総合、ボランティアと歯止めがきかない。ちょっと国際的に評価が下がると、これまた節操がない。構造的に過ちを犯しているとしか言いようがない。原点に返って、といったところで、その原点を持ち合わせていない為政者では仕方がない。
 ちゃんと土曜日に授業をやって、「読み」「書き」「そろばん」の基礎をたたき込み、人として生きる道を説くべきはずの教師が、もはや現代っ子なのである。
 どうしたらいいのでしょうか。わたしにはちょっと妙案がうかびません。

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