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2004.12.05

似て非なる音楽

 よく似ている曲というのがあるものだ。フィリピン人の作詞作曲によるラブソングを女性シンガーが切々と歌い上げているのであるが、なぜか、日本人の作詞作曲ということで、日曜のテレビドラマの主題歌として、そのうちの16小節ほどが盛大に引用されていたことがある。特に話題にも上らずに終わってしまったが、これが、もしアメリカ相手だったら、メディアが飛びつく格好のネタになっていただうと思うと、非常に不快であった。
 知床旅情と早春賦は、似ているというより、出だしの3小節がそっくりでおもしろい。若干話題があったような気がするが、詳しいことは忘れてしまった。
 小林亜星の「どこまでも行こう」と「記念樹」訴訟はニュースでもたびたび取り上げられて耳に新しい。
 古くは、リヒャルト・ワグナーの「結婚行進曲」であるが、彼の楽劇のさまざまなところに、この「結婚行進曲」のかけらみたいな小節群が散りばめられていておもしろい。
 福山雅治が、NHK連続テレビドラマ「わかば」 の主題歌「泣いたりしないで」 を作曲し、ギターで自演しているが、前川清のレコード会社移籍に際して、彼に贈った「ひまわり」の最後の数小節がやたらに似ていて、いくら同じ作曲者でも、歌い手が違うだけに気持ち悪い。もっとも彼自身が歌っているCDも出たのだが。気がついた人はいるだろうか。


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